主のご復活の慶びを申しあげます

皆さま、

 主のご復活の慶びを申しあげます。

 この特別な環境のもと、皆さまと心を合わせて、聖ヨハネ会のシスター方と聖なる過越の三日間の典礼を行いました。

 本日は、爽やかで、美しく花が咲きほこる中、私たちは、イエス様のご復活を祝っています。ミラノ会の本部にある復活されたイエスの十字架の下にも、花が咲いています。
磔刑イエスは復活されました。

 四旬節の祈りを通して 私たちもイエス様と一緒に、この世界のために日夜祈って参りました。今日、私たちは、新型コロナヴィルスの感染拡大の影響で、重くて大きな十字架を担っている方々とともに歩んでいます。

 このような時だからこそ、我々の命の尊さと大切さも感じます。十字架は十字架ですが、一緒に担いで行くなら、我々の心の美しさと明るさが現れると思います。

 祈ることにより、人々の心に寄り添って共感することができます。祈ることにより、我々の弱さが人々のための力になります。祈ることにより、この世に対して神様が抱いている希望と望みが我々の希望と望みとなります。さらに、祈りから行動が生まれます。この世では、私たちが神様の生きている、神様が輝いている 慶びと光となります。

 皆さま、どうぞ本日も、苦しむすべての人々の為に、そして、一日も早くこのコロナウイルスが収まり、お会いできるように、心を合わせて、お祈りを続けて参りましょう。

 復活されたイエスの祝福が皆さまの上に豊かにありますように。アレルヤ。


カトリック府中教会 主任司祭
カトリック・ミラノ外国宣教会
レンボ・アンドレア