明けましておめでとうございます。

皆さまには、
この2022年が愛と喜びに満ちた年となりますよう、
心よりお祈りいたします。

「主が御顔をあなたに向けて
あなたに平安を賜るように。」(申命記6・26)

「いつの時代でも、平和は天から授かるものであると同時に、共同で担った責務の実りでもあります。確かに、さまざまな社会制度が関与する平和の『構築』があり、一人ひとりが個人として携わる平和の『手仕事』があります。より平和な世界を築くために、すべての人が力を合わせるべきです。それぞれの心において、そして家族の関係、社会での関係、環境との関係から、民族間や国家間の関係に至るまでです。
(略)恒久的平和を築くための三つの道を示したいと思います。まずは世代間対話で、これは共通の計画を実現するための基盤です。第二は教育で、これは自由と責任と発展のための条件です。最後は就労で、これは人間の尊厳を完全に実現するものです。これらは『社会契約を可能にする』ための必須の三要素であり、これを欠いた平和事業は、いずれも実体のないものです」(第55回「世界平和の日」教皇メッセージ 2022年1月1日)

神様の微笑みに導かれて、
私たちの日々の生活の中で、「キリストにおいてすべてのものを新しく見る」、目の心を養い、新年への希望、世界平和への願い。この趣旨は 新年を迎えるすべての人の祈りの気持ちと自然に結びついていくことでしょう。本日から始まる新たな年、世界の国、民族、文化、宗教が互いを大切にし合い、理解し合い、平和な社会を築いていくことができるよう、心より願いましょう。

ミラノ外国宣教会
日本管区長アンドレア・レンボ神父